トップ農園について長盛園のあゆみ第四章 有機栽培への決意と挑戦・苦悩

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第四章 有機栽培への決意と挑戦・苦悩

 平成3年の台風19号のお陰で、私の農業への取り組みに大きな変化をもたらしました。

 まず、3・4年間減農薬栽培に取り組んでいましたが、市場・消費者に認めてもらえず、中途半端なやり方であると反省し、1995年の春に思い切って無農薬栽培を始めました。春から秋にかけて、毎日のように草刈り等に明け暮れ、いい汗をかきました。土もしだいに柔らかくなり、歩いても気持ちのよい弾力さが伝わってきました。この時、「これが自分のやりたかったみかん作りだ!」と改めて思いました。

 しかし、自然はそう甘くはありませんでした。夏の高温・乾燥で、害虫が大発生し、売り物にならない程の真茶色のみかんが出来たり、カミキリ虫によって苗木が枯れたり、冷夏・長雨によって食味がよくなかったりと、なかなか思うようなみかんが出来てはくれませんでした。

 そんな時、島の大先輩から『韓国自然農法』の話を聞き、このやり方が島に住む私にとって最適だと思いました。島の周りには、たくさんの海藻があり、もちろんきれいな海水もあります。山には野草もあります。近くにある素材を使って、それらを発酵し、混合してみかんの樹の栄養剤、肥料が作れるのです。ちょっと視点を変えて周りを見れば、すばらしい素材がたくさんあり、思考や失敗もしながら、自分なりに研究すれば楽しい農業になります。

 これからも、自分の納得のいく農業を目指して、日々学んで行きたいと思っています。